正式社名
株式会社 環境構成影響研究所
略称
構成影響研/社内では「構影(コーエー)」
所在地
東京都多摩市落合○丁目(多摩センター駅 徒歩18分)
旧・日本開発工業株式会社 多摩技術営業センター跡地
1978年竣工、バブル期の営業拠点だったが1990年代に閉鎖され、現在は構影本社として最低限の改装のみで使用。外観は当時のまま、看板すら出ておらず地元住民からも忘れ去られている。
設立
2014年
資本金
3億円
代表取締役
田所 正一(元親会社ゼネコン役員)
事業内容(表向き)
都市開発・再開発地区における環境構成影響評価業務
空き家・廃墟・未利用地に関する環境構成影響調査
商店街・公共施設・学校周辺等における社会不安要素調査・評価
大型インフラ周辺の環境構成維持管理評価(風力発電、ダム、道路、線路等)
行政機関・民間事業者からの環境構成影響評価業務の受託・分析・報告
主要取引先(表向き)
日本開発工業株式会社
日本都市開発株式会社
○○県庁 環境保全部
○○市 都市整備局
特徴・雰囲気(表向き)
完全非公開型調査機関(納品物は親会社・行政限定、住民公開なし)
外部向けには住民説明会用要約資料のみ作成
内部では「資料整理課(江草班)」が全案件データを実質管理
社内は形だけの部署構成、実態は資料整理班がすべての一次データを処理
現場への訪問・立入は最低限、データ処理と評価報告が主業務
報告書処理フロー
江草班が一次評価報告書を作成(社内でも隔離管理)
部内決裁後、親会社または行政に納品
親会社が住民説明会用に要約・脚色(江草班の報告書は非公開)
社内呼称
外部・行政からは「影響評価の専門機関」「環境構成の人たち」など曖昧な認識
社内では「影響研」「影響班」「資料班」「データゴミ箱」など
実態
親会社(巨大開発・土木企業)の“節税対策法人”として設立。帳簿上は独立法人扱い。
赤字計上前提。委託費・調査費・研究開発費名目で親会社の資金を落とし、税金対策に利用。
実務は親会社の“表に出せない案件”を処理する役割(空き家獣害、住民不安、怪異、信仰トラブル含む)。
作成された報告書は親会社や行政内部でのみ使用。外部公開不可。住民や地域には“要約版”のみ別途作成。
江草たちの資料整理班は社内でも隔離された“ゴミ箱”扱いだが、実際は全案件の生データを掌握している。
住民説明会や行政対策では「環境構成影響評価報告書」を盾に親会社が責任回避。江草たちの会社は“言い訳資料製造会社”の実態。
多摩センター周辺は、1970年代の多摩ニュータウン計画により開発されたが、現在では高齢化・過疎化が進み、夜間はゴーストタウン化。
構影の拠点はこの都市の隅にあり、かつての開発の遺骸のように存在している。
社宅
日本開発工業株式会社 多摩第二社宅(構影本社から徒歩7分)
1980年築、鉄筋5階建て、元・営業所技師用社宅。現存するのは当時のまま、共用部・外観は劣化が進行。
現在は社員寮としては名ばかり。住人の多くは高齢独身、または会社に押し付けられた社員。
社宅の一角には、酒井湊(構影所属、20代女性)が304号室に居住。
酒井の隣室306号室には、高浜幸成(日本開発工業本社所属、56歳、元広域開発推進部)が居住。過去のトラブル処分で社宅に押し込まれたままの腐ったおじさん。
社宅内でも二人の関係は最低限の挨拶のみ。高浜は「同じ会社グループの若い女」扱いで距離感を勝手に詰めたがるが、酒井はあからさまに避けている。
内部組織図
株式会社 環境構成影響研究所(構影) 内部組織図(形式上)
所長
須賀 康夫
経理・庶務課
三堂 柊
(リリィ(フィラ・ブラジレイロ♀、右後脚欠損))
経理・備品・帳簿管理を完璧にこなしており、構影の裏の生命線。
調査管理部
一応のメイン部門。ここに江草班と桐野班がぶら下がっている。
資料整理班
江草 慎二(班長)
ウ・ニャン
ビシャン・ダス
構影内のデータ心臓部。裏も表も全案件データ処理。実際は「ゴミ箱」と呼ばれて社内隔離。
現場対応班
桐野 隆司(班長)
酒井 湊
千田 圭
現場出張・住民対応・簡易調査担当。実態は桐野が寝てて、酒井1人で走り回り、千田はサボり。
企画評価課
名前だけ存在。親会社向けの報告資料を焼き直して提出するだけの幽霊部署。
実際は誰も仕事していない。月の稼働ゼロでも問題にならない。
技術解析室
名義だけ。誰もいない。機材もない。
住民対応課
存在はするが、住民からの問い合わせは親会社に投げるだけ。
電話番だけの社員がいるが、やる気なし。
実態(社内認識)
実務動いてるのは江草班と酒井班だけ。
社員入社順
桐野 隆司(最古参。須賀に拾われた最初の社員)
飯田 浩一(元資料班長。江草の前任。現在行方不明)
千田 圭(桐野班。ダラダラ居着いてるクズ)
江草 慎二・酒井 湊(同期入社。須賀により現場と資料に意図的に分けられた)
三堂 柊(経理担当。旧経理担当者たちから引き継ぎで入社。犬しか愛せない美青年)
ビシャン・ダス(構影の陽キャ賑やかし要員として須賀が投入)
ウ・ニャン(最も新しい社員。祖国喪失状態で須賀に拾われる)
実働
江草班:全部資料整理・封じ込め
桐野班:外面仕事全部押し付け
他部署:寝てる or 雑務しかしてない
須賀:何もしてないのに「僕、会社の顔なんでぇ~」でニヤニヤしてる
行きつけ飲食店情報
店名: 焼き鳥 一心屋(いっしんや)
所在地: 東京都多摩市○丁目/多摩センター駅 徒歩8分・商店街裏手
外観: 木製看板(“心”の文字だけ禿げかけ)、暖簾は年季入り、昭和の風情が残る小規模居酒屋
店主: 無口で頑固だが根は情に厚く、構影の常連化以降は“異常への耐性”が育っている
構影との関係: 須賀の行きつけとして徐々に浸透/現在ではほぼ週1〜2回の構影飲み会会場
名物: 焼き鳥全般(塩味の火入れが絶妙)/「リリィちゃんの炙りレバー(塩・タレなし)」※要予約・月1限定
席数: カウンター4席、座敷8席(基本的に構影が個室を占拠)
備考:
• リリィ(フィラ・ブラジレイロ)の入店を唯一許可している店舗
• 他の客に苦情を言われた場合は「介護犬」として通しているが、実態としては“常連客扱い”
• 一部の常連住民からは「犬が来る日」として親しまれており、当該日は店外に小さく“リリィ印”が貼り出される
• 三堂が唯一“人間にありがとう”を伝えた場所であり、リリィが初めて「おいしい」と鼻を鳴らした夜以降、店主が完全に心を許している
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