時間蓄積魔法世界

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第35話 美少女メイドが名前を覚えてくれていた!

肩を揺すられた。「人間さん。朝でございます」目を開ける。すぐそばに、巻き角の美少女メイドが立っていた。クレールだ。昨日と同じ濃い色の使用人服に、白いエプロン。ふわふわと細かく巻いた長い髪も、両側から綺...
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第34話 貴族様に給餌される……!

俺は今並べたばかりの本を、書棚から抜き取った。重い。さっきまでなら何冊かまとめて持てたのに、もう腕に力が入らない。それでも隣の部屋までは、ほんの少しだ。本を抱えて扉を抜け、空の書棚まで運ぶ。「そちらは...
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第33話 美少女メイドに囲まれる仕事、最高!

目を開けると、目の前に猫耳があった。「うわっ」思わず身体を引く。すぐ隣で、ロロが気持ちよさそうに眠っていた。共同寝台には、他にも何人かの獣人が寝ている。俺の足には、誰のものか分からない尻尾が載っていた...
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第32話 俺の友達、変なやつばっかりじゃない!?

結局、俺はロロをもう一度おぶって、共同寝台まで運んだ。大きな寝床の空いている場所へ下ろすと、ロロは毛布へ顔を埋めた。「ふう。よし、帰るか」なんか結局、今日もロロに振り回されたな……。風呂には入れたし、...
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第31話 大魔術師に会った代金、高くない!?

翌朝。俺は荷物を背負って、ニルスと一緒に船着き場まで歩いた。「タックミさん、また来るヨ!」「おう。今度は仕事じゃない時にな」「イモクイの仕事なら、またあるカモ!」「絶対やらねえよ!!」ニルスがけらけら...
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第30話 初めての朝飯ぼったくられてました!

翌朝。「タックミさん朝ヨ〜」声がする。目を開けると、ニルスがもう着替えていた。窓の外も明るい。昨日は田中の家から帰ったあと、少し飲んで、そのまま早めに寝た。前の日みたいな疲れもない。「……おはよ」「オ...
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第29話 紅眼ってそういう意味かよ!

目を開けた時、部屋が妙に明るかった。「…………」寝すぎた。昨日は仕事を終えて、田中の家で二時間くらい話して、そのあといきなり血まみれの患者を押さえつけて、ニルスの家で鍋を食って酒まで飲んだ。そりゃ寝る...
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第28話 カルヴェンではウジが日用品です!

「……アイム ソーリー……」俺がそう言うと、田中はしばらく俺の顔を見ていた。赤い目のまま。何か言いたそうに口を開いて。閉じる。また開いて。「――――」沿岸語で、低く何か言った。「……なに?」田中は俺じ...
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第27話 大魔術師、お医者さんじゃん!

ドンドンドンドン!!「うわっ!?」突然、玄関がものすごい勢いで叩かれた。さっきまで三人で笑っていた空気が、一瞬で吹き飛ぶ。外から誰かが何か叫んでいる。カルヴェン語だ。当然、俺には分からない。「なになに...
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第26話 日本人なのに日本語が通じません!

……本当に紅眼だ。暗い室内からこちらを見ている男の目は、冗談みたいに真っ赤に充血していた。眼鏡をかけている。年は三十くらいだろうか。少し太っていて、髪はぼさぼさに伸びている。口元から顎にかけても、しば...
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