時間蓄積魔法世界

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第14話 猫耳美少年を待ってたわけじゃない!

翌日の夕方。俺は昨日と同じ屋台で、昨日と同じ野菜入りの蒸し饅頭を二つ買った。昨日と同じ広場へ行き、昨日と同じ長椅子の端へ座る。別に意味はない。この屋台が一番安く、この長椅子が空いていただけだ。ロロが仕...
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第13話 猫耳美少年に懐かれました!

予約の日まで、俺は毎晩ミアちゃんのことを考えていた。髪を洗ってくれた指。傷を心配してくれた声。柔らかな胸に抱かれながら聞いた、おかえりなさい。あれから何度も、店の注意書きを思い出した。『本サービスにお...
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第12話 異世界最高! 猫耳美少女とラブラブえっち!!

セラキア帝国から三日かけて馬車に揺られ、セグルへ戻った俺は、国境近くの両替所へ寄った。研究所から受け取った給料は、セラキアの硬貨で渡されている。その硬貨を詰めた袋と、オリヴィアから貰った銀貨三枚を窓口...
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第11話 二十年後には絶対かっこいい!

野外調査の契約を終えた翌朝。俺たちは研究所で、今回の報酬を受け取った。一か月近く山を歩き回っただけあって、袋はそれなりに重い。「結構あるな」「よかったねぇ~」オスカーさんも嬉しそうに、自分の報酬袋を持...
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第10話 蛆虫を拾えば競馬ができる!

調査を始めて、四週目に入った。噛まれた腿の傷はもう塞がっている。押せば少し痛むものの、歩くのに支障はない。あれだけ騒いでいた俺に、ベルンは一度だけ傷を見せろと言い、鼻を鳴らした。「治っとるだろうが」「...
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第9話 回復魔法で全回復なんてしない!

腐った鹿を見つけたのは、火曜日だった。それから水曜と木曜の二日間、俺たちは何も見つけられなかった。朝から山へ入り、満タンに近い忌避液のタンクを背負って歩く。湿った倒木。獣の足跡。腐りかけた兎。何かを埋...
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第8話 腐った鹿は美しい!

日の出前の東門には、俺を待つ三人の人間と、一台の馬車がいた。一人は、痩せた女だった。茶色い髪を後ろでまとめ、分厚い外套の上から鞄をいくつも提げている。俺が近づいても、手元の書類から顔を上げない。「佐藤...
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第7話 短期・高給・同性とのえっちなし・糞なし!

金は、何もしなくても減る。異世界へ来てから学んだことの中では、かなり上位に入る真理だった。女神から貰った『中学校 魔法学――魔法のしくみと利用』を机代わりにして、残った紙幣を一枚ずつ並べる。家賃は払っ...
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第6話 顔のいい獣人はみんな「にゃ」と言う!

ダグを見送った後、俺は一人で部屋へ戻った。寝台。棚。灰色の壁。昨日までと何も変わっていない。そもそもダグは、身体が大きすぎて入口から先へ入れなかった。部屋の中から何かがなくなったわけではない。それなの...
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第5話 友達と過ごす異世界生活!

名前を聞いた後も、ダグは何事もなかったように辛い麺を食べ続けた。俺は揚げた川魚を齧りながら、改めて隣に座る巨体を見上げる。ダグワドルジ。いかにも強そうな名前だった。牛の頭に太い角、分厚い首、俺の胴ほど...
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